昨日の投稿の後、家の猫たちと戯れながら、思い出に更けていたとき、ふと、1つの疑問が頭の中にうかびました。

「猫と『であう』って、『出会う』?『出逢う』?……とっちだろう??』

 よく目にするのは「出会う」の方ですが、昔、何かの小説を読んだ時に「出逢う」と書かれており、何が違うのかわからないままでした。

「調べてみよう!」

 そう思い立ち、家にあった辞書などを引っ張り出して、調べてみました。

「会う」…「逢う」…違いは?

ますは「会う」。

 「会う」とは、「2人の人が顔をあわせる、または2人の人が対面する」という意味で、一般的に多く使われている言葉はこっちの「会う」。
例:「友人と会う」「先生と偶然、出会う」

 ふむふむ、やはりというか…思った通りというか…、恐らく多くの人が分かっているであろう意味ですね。

 また、「集まる」という意味もあり、例文として「集会」や「会議」などの言葉にも「会う」という字が使われています。

 では、「逢う」とはなんでしょう。
 調べてみたら、とても素敵な意味がありました。

「出逢う」……それは、運命?!

 「逢う」とは、「親しい人などと顔をあわせる、大切な人と対面する」という意味で、「会う」よりも、自分にとって強い思い入れがある人物などに使われる言葉なんだそうです!

 こういう意味もあり、恋愛関係における対面にも「逢う」は使われてます。

 なるほど…、昔読んでた小説は「恋愛小説」だったのでしょうか。
 すごく、素敵な意味ですね。

 つまり、「会う」とは広い意味で使われる言葉であり、その中でも特別に親しい人物などに対しては「逢う」を使う。
 ということがわかりました!

 ということは…、私にとって大切な家族でもある「猫」たちとの『であい』は、
「出会う」よりも「出逢う」が正解なようです!

ちょっと待ってください!

 「会う」も「逢う」も、全て『人』の事しか書かれていません。

 猫たちは大切な家族ですが、「人」ではありません。

 この場合、どうなるのでしょうか…?
もう少し、調べてみると……

 どうやら「会う」も「逢う」も、対象は「人」であり、「人」以外のものは「合う」が正しいのだそうです。
例:「川と川が合う」「紙と紙を合わせる」

 なので、「人」ではない「動物」も「出合う」の方が正しいようです。

 しかし……動物も物も、それに対して特別な思いを込めて「であい」と表現する場合は、
「出会い」や「出逢い」を使ってもよい
みたいです。

 やはり、我が家の猫たちとの「であい」は、特別な「出逢い」で表現しても問題なさそうです。