今日の朝は、「ザーザー」という激しい雨の音で目を覚ました。
ベッドから起き上がり、部屋の窓のカーテンを開けて見ると、土砂降りのような雨が私の気分に反して元気よく、風と一緒に踊るように降っていた。
風の音が忙しなく鳴り、雨が草木や建物に当たる音はまるで小さな小人が風の音に合わせて足踏みしているようだった。
私は「まるでナイトクラブ・・・いや、モーニングクラブだ。」と呟いた。
私はスマホで天気予報を見た。
どうやらこの『モーニングクラブ』は昨夜に開催され、午前中まで開催される予定らしい・・・。
こういう場合、「ナイト」なのか「モーニング」なのかどっちで呼ぶべきだろうと頭の中で考えながらリビングに行き、彼らの騒ぐ音を聞きながら朝食を準備する。
朝食を終え、仕事に行く準備をして玄関を出ると、雨の湿気が・・・彼らの熱気が体じゅうにへばりついてきた。
空気が重い・・・まるで水の中にいるみたいだった。
私は傘を差し、泳ぐような気持ちで会社まで歩を進めた・・・。