ざっくりとあらすじ

物語は勇者のパーティーが10年の歳月をかけて魔王を倒し、王国に帰るところから始まる。

王国で祝いのパーティーの夜に流星が降るった時、フリーレンは50年後にもっといい場所を知っていると話し、再び流星を見る約束をする。

50年後、フリーレンの姿は変わってないが、人間である勇者ヒンメルや僧侶ハイター、ドワーフの戦士アイゼンはすっかり老人になっていた。(アイゼンの姿はあまり変わってないが)

1週間かけて目的の場所につき、流星を眺めた後、人間の勇者ヒンメルは深い眠りについた。

彼が死に、もう会えないことを知った時、彼女は涙する。人間の寿命は短いと知っておきながら、「なんでもっと知ろうとしなかったのか・・・」と。

「人間を知りたい」と思った彼女は、再び旅に出たのだった。

視聴後の感想

エルフと人間の時間感覚の違いがあって、とても面白くもあり、ハラハラとした。

暗黒竜の角をヒンメルが大事に保管していても「納屋にでも放り込んでて良かったのに」という。時間の思い入れのようなものが彼女と彼との違いが見てとれる。彼女にとって10年や50年は短くても、人間にとっては長い。

ヒンメルが年老いて自分の寿命が近いと知っていても、フラーレンには何も言わずに普通に接していた。そんなフリーレンも昔と変わらず接しているところがとてもハラハラした。

フリーレンがヒンメルを失った時、涙を流している姿にハッとさせられた。

これは人間とペットの関係と似ているのではないか?と私は思った。

私の実家には猫が2匹いる。1匹は5歳のオス猫、2匹目のメス猫はもう15歳ぐらい。

人間換算でオス猫は35歳以上、メス猫の方はもう76歳だった。

「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう・・・」という言葉が脳裏をよぎった。

もっとペットの事を知ろうと思った。