日本語には「同じ読みなのに、漢字が異なる」言葉があります。

『図る・量る・計る』や『始め・初め』など、皆さんはややこしく感じたことはありませんか?

こういった「同じ読み(訓読み)なのに、漢字が異なる」言葉を『異字同訓』(いじどうくん)といいます。

私は「この『異字同訓』をそろそろハッキリとわかっておきたい!」と思い、「それならいっそ、ブログのネタにしてしまえ!」と考えてこの記事を書きました!

本日は「あう」について「会う」「合う」「遭う」の3つを調べました!

「会う」

さて、「会う」という言葉はどのような意味なのでしょう?

常用漢字情報サイトにはこのように説明されています。

【会う】主に人と人が顔を合わせる。

      常用漢字情報サイトhttps://joyokanji.info/iji.html

人と人が『会う』・・・おそらく「あう」と聞いて多くの人が思い浮かべるシチュエーションがコレではないでしょうか?

人に会う。友人に会う。恋人に会う。・・・など。

また、両者が顔を合わせる場所にも使われています。

病院に立ち会う。両親が出会った場所。・・・など。

どうやら、人と人に関連した「あう」は、『会う』で間違いなさそうです。

「合う」

続いては「合う」です。

【合う】一致する。調和する。互いにする。

      常用漢字情報サイトhttps://joyokanji.info/iji.html

一致するとは、二つ以上のものがピッタリ同じになること。

靴が足のサイズに合う。答えが合う。趣味が合う。・・・などがそれに当たるかと思います。

これは人と人というより、ものとものにも関連している「あう」みたいですね。

遭う

最後に「遭う」です。どういう意味があるのでしょうか?

常用漢字情報サイトにはこう説明されています。

【遭う】思わぬことや好ましくない出来事に出くわす。

      常用漢字情報サイトhttps://joyokanji.info/iji.html

なんだかネガティブなイメージがありますね。

災難に遭う。豪雨に遭う。・・・などといったところでしょうか。

しかしこの「遭う」という字はあまり見かけない印象がありますね。やはりネガティブな意味を持つからでしょうか?

まとめ

「会う」を使うイメージは、人と人の顔が合っているか。

「合う」を使うイメージは、顔以外が合っているか。

「遭う」を使うイメージは、思いがけないことに合った場合に使う言葉。

ということがわかりました!